冷凍都市のくらし、アイツ姿くらまし

独立して5年経った個人事業主のあれこれ

大人になって色んなことに上達の限界点を感じる

子供を見ているとすさまじいスピードであらゆることが上達していく。お絵描き、色塗り、お喋りの上手さ、語彙の豊富さ、読み書き、ハサミの切り方、おかし袋の開け方、歌の上手さ、走るスピード、ジャンプ力、ipadやリモコンなどの各種デバイスの使い方etc。

 

それに比べて今の自分はどうだろう。

 

5~6年前と比べて仕事の質は大幅に上がっているだろうか?

 

作るメシの上手さは段違いになっているだろうか?

 

部屋や自分の普段着は数年前と比べてセンスが磨かれているだろうか?

 

毎日触っているパソコンのタイピング速度は上がっただろうか?

 

行政系の各種手続きなどは回をこなすごとにスムーズになっているだろうか?

 

数年前と比べて色んな街の色んな場所について少しでも詳しくなっただろうか?

 

・・・なんも変わってねーんだよなー。

全部そこそこ不都合は無いがそれ以上とはお世辞にも言えない程度の一定のレベルでピタっと止まっている。

 

仕事については6年前に作ったものが55点だったとしたら、3年ぐらい前から70点ぐらいにはなったが、そこから大幅なアップはない。今も精々70点~75点が関の山。

 

料理も変わらない。例えばほぼ初めてまともに料理をし始めた時は毎回油でギットギト、野菜から出た水でベチャベチャだった生姜焼きが、そこから半年ぐらいしてから毎回野菜と肉は最初分けてフライパンで炒めて、野菜はある程度水が出たらボールに移して水切って、肉は油がある程度出たらボールに移して油切って、最後にまたまとめて炒めるとか当たり前のことをし始めたことでギトギトベチャベチャとは無縁になったが、それだけで別に大幅に進化はしていない。うっまい定食屋の800円くらいの生姜焼き定食と比べるとやっぱ今も味は全然違う。

 

服のセンスとかもはや毎週のように色んな街の色んな服屋巡ってた20代前半までと比べて今は衰えまくっててやばい。自分には何が似合うのかすら分からなくなってる。逆に70点から45点ぐらいまで退化してるレベル。

 

パソコンのタイピング速度も変わってない。大学生の時くらいから変わらずeタイピングで言えばずっとA~Sぐらいで安定。それ以上にはならない。こんなにも毎日キーボードに触っているのに。

 

行政の手続きとか毎回ググりながら行うレベル。年一の確定申告もすでに6回目とかなのに今だ色々不安になって調べながら作ってる。頭沸いてるのかな?

 

イイ歳の大人になれば普通に日常生活を送っていくだけで自然と色んな街の店や遊び場ぐらい熟知するようになると思っていたがそんなことは無かった。全然分からん。

 

結局、大して努力せずに大して考えずに到達できるレベルっていうのは何事にもあって、そこまでは試行回数重ねてりゃ誰でも到達できるんだよな。それ以上になってくるともう生まれ持ったセンスだとか、もしくは、しっかり勉強して意識的に努力していかないと絶対に上達していかない。

 

例えば、毎日オレ達は当たり前に歩いているけど、正しい美しく見えるウォーキングフォームってのはあって、その正しいウォーキングフォームを身に着けるには色々矯正が必要になる。でも、なまじそんなこと知らなくたって今も普通に歩けるわけだし、それに今まで数十年かけて体に染みついてきた歩き方を変えなきゃいけないなんて、毎秒毎秒意識してたらストレス凄い。結構な苦痛だ。

 

それと一緒で、相当の覚悟・意識がないともうその壁は超えられない、身につかない。

 

要は、いかにめんどくさいと思わないで取り組めるかだ。

むしろ楽しいって思ってないと。

趣味とまでは言わなくても、その一歩前くらいの状態になってないと。

 

このご時世、その壁を超える為の技術や知識はありがたいことに世界に溢れてる。しかも無料で。スマホでいつでも、誰にでも手に入る。あとはただの意識の問題だ。

 

なのに色んな分野で全く上達してないって自分がとんでもなく怠惰な気がしてきた。

 

その壁に達するまでは結構楽しいんだけどね。ソシャゲのチュートリアルみたいに脳死状態でも気持ちよーくレベル上がっていくから。

 

そこから先を目指すと苦痛過ぎるんだよなあ。

 

でもさー、あらゆることに強い関心がそこまで持てないんだからしょーがねーじゃん?アゼルバイジャン

 

うーん、人生をもっと楽しむ為にも、もっと凝り性の人間に生まれたかった。

 

人生の最大の敵は「無気力」だわ。