冷凍都市のくらし、アイツ姿くらまし

独立して5年経った個人事業主のあれこれ

自意識肥大化人間の増大

岡村が矢部に「お前50のオッサンになってもまともに恋愛経験してないし結婚もしてないからそんななんだよ」って言われて、「あなた間違ってますよ」とか、それに過剰反応してしまってる高齢素人童貞とか高齢処女が世の中には結構多いっぽい。

 

岡村が矢部にそう言われたからと言って、別に赤の他人の貴方がそうだと言われたわけではないんだから一切気にしなくていいと思うんだけど。

 

あとこじるりが「スポーツしてて必然的に付いた筋肉ってわけじゃなく筋トレしまくってマッチョの人ってその筋肉が何の役に立つのかよく分からないし苦手」って発言しただけで世の筋トレマン達に今すげー粘着されてるのも同じ構図だよね。

 

それが誰かって明言してるわけじゃないのに、粘着してる人達それぞれが勝手に自分のことだと思って反応しちゃってる感じ。

 

これって、世の中の誰かが誰かのことをそう評するってことは、「口に出してないだけでボクワタシの身の回りの近しい誰かも、対象と似たような(と自分では思ってる)自分のことを実は同じくそう思ってるんじゃないか?」みたいな疑心暗鬼が生まれて、その結果、自分の中で不安が増大したり自尊心が傷つけられたりして、そこから生じるストレスを少しでも緩和しようと、あるいは心のバランスを少しでも取ろうと、自己肯定感を無理やりにでも捻りだそうとしてるが故に粘着してんのかな?

 

一言でいえば、コンプレックスが刺激されたから怒ってるって話。

 

自分と直接面識がある人間から刺激されて反応するなら分かるけど、会ったこともない自分とは遥か遠い位置にいる赤の他人の言動を受けて、それを自らの周囲にまで拡大化ないしは投影して不安になったり傷ついたりコンプレックスが刺激されちゃう人が世の中に一定数いるってのは、それだけ自意識が肥大化してる人の数が現代社会には多いってことの証じゃね?

 

ツイッターとかインスタとか常日頃やってて手放せなくなっちゃってる人って比較的その傾向にあんじゃない?

 

本来は人類の99.9%の人間にとって糞程どうでもいい存在であるはずの「自分如き」が分不相応にも簡単に世の中に一丁前に自分如きを発信できるツールを持ってしまって、それにほぼ毎日アクセスしないと気が済まないくらいに依存しちゃってる人ってさ、もう自分一人では自分を保てないわけ。まともな自己肯定感や幸福感を育めないわけ。逐一赤の他人の誰かから承認してもらわないと自分の価値が見出せない体になっちゃってるわけですね。今から1年間SNSで一切自分を発信しないで生きて下さいって言われたら、ヘビースモーカーが禁煙するより禁断症状出てアバババとか泡吹いちゃう人達。

 

最初はまともだったはずの人も、そういうツールに長年依存することで、いつしかそうなっちゃう。承認や評価が生き甲斐のお化けになっちゃう。そうやって自意識が際限なく肥大化していった結果、自分の知らない赤の他人の勝手な思想や言動にすらどうしてもいちいち反応してしまう。反応しないと気が済まない。

 

もっと言うなら、リアル社会の半径5mの人間関係で自己承認欲求がきちんと正常に満たされていればいちいち双方向性のSNSで不特定多数の他人に自分のことを逐一報告したりグチったりする必要ってほぼないわけです。それが満たされない環境にいるから毎日ログインとかして依存しちゃうわけです。

 

まあそうやって発信すること自体が唯一無二の仕事で、それがないと実態として生きていけない、飯が食えない人ってのならそうなるのが普通なんだろうけど。例えば何十万人っていう読者やファンを常に満足させてないと今すぐ廃業しちゃうような中卒の漫画家とか芸能人とかさ。

 

でも今の世の中って必要に迫られて致し方なくそういう形態を取ってる人達だけじゃなくて、フッツーの人がみんな片手間とか所詮は副業レベルでSNSやってんじゃん。

 

そんで結果的にそういう人が増えちゃったんじゃない?って話。終わり。

大学生2割が退学検討って相当やばくない

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20200429-00137684-fnn-soci

 

これやっぱ前にも書いたけど純金融資産保有額で3000万円以上を保有するアッパーマス以上に分類される3000万人弱には10万配んないで、その財源の3兆円弱で救済に充てた方がいいって。

 

ここまで困窮してくると、もはや氷河期再来以前の問題だわな。

 

調査に時間がかかって現実的じゃないんだったらとりあえず所得で1000万円以上の世帯には配んないとかやって欲しいね。年収じゃなくて所得ね。年収1000万ならどこにでもゴロゴロいるけど、税金差っ引いた所得ベースになると結構絞られるから。

 

ってかそれ以前に、

 

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こいつらみたいに所得申告してない奴には問答無用で配らなくていいよ。

 

俺なんてここ5年間で間違いなく各種税金だけで1000万以上取られてんのに。

それだけ余分に稼ぐのがどれだけ大変か。その1000万がもし今手元にあったらどれだけ余裕があったか。

 

真面目にしっかり申告してる奴に対しては健康保険料だろうと住民税だろうと支払いが1~2ヵ月遅れただけでガンガン督促状送りつけられる程度には余力があるんだろうから、もっとそれを無申告撲滅に使って欲しいわ。

 

日本全体での申告漏れ所得金額って年間1兆円もあるらしいですよ。

 

タックスヘイブンとは何だったのか。日本国内取引でさえ十分やりたい放題してる人間が多すぎる。頼むから漏れなく刑務所行って欲しい。

 

ってか水商売の申告漏れ率あらためてヤバすぎでしょ。ほぼやん。

 

もはやこんなんそこらの水商売店に税務職員が手あたり次第行って、そこで働いてる嬢全員に税務調査しときゃそれで充分に結果出せるじゃんレベル。

 

ただ、じゃあその1兆円が毎年全額正しく申告されて何千億円っていう税金が今よりも徴収出来たとして、それの運用がマス層の為に使われるかっていうと多分そんなことないだろうからまずそこが一番の問題なんだけど。終わり。

はてなブログってTOPページのUI絶望的すぎない?

https://delete-all.hatenablog.com/entry/2020/04/27/180000

 

もうコイツの創作嘘松記事とかホントどうでもいいから取り上げないで欲しい。しょっちゅう出てきてウンザリする。

 

25年前ぐらいの寒くて古くさ過ぎるライトノベルみたいなテンションを未だに全力で引きづってる文体がまず凄く気持ち悪いし、延々嘘を書き連ねつつ、自分は周囲の人間達と比べていつも物事を俯瞰して冷静に見てますよ勿論ユーモアは忘れませんボク有能でしょ?的な勘違い承認欲求と制御できない自己顕示欲がブレンドされて溢れすぎてて目も当てられない。コイツ何歳?これで30歳超えてたら絶対病気だよ。自己愛性人格障害とかそういう系の。

 

こういう奴が異世界に転生して勇者になっちゃうんだろうな。俺また何かやっちゃいました?

 

とにかくこういうゴミの記事はもういらないので、もっとカテゴリー別の色んな人が書いた新作一覧記事とかを分かりやすい場所に置いてフィーチャーしてくれ。特に有料使ってない人の。

 

有料使ってて何度もTOPに出てくるようなブログって狙いすぎてたり、毒にも薬にもならねーのばっかでゴミみたいにつまんないんだよね。いらない。終わり。

とある奥さんから見た旦那の比較

①旦那は年収400万だけど毎日すごく大変そうに会社に通っていて帰宅も深夜続き

②旦那は年収1500万だけどほぼ仕事しなくていいので家で毎日ダラダラしている

 

さて、旦那の容姿・性格は全く同じだとして上記①・②のケースにおいて、それぞれ奥さんは旦那さんに対してどう思うのか。

 

①うちの旦那さん本当に毎日大変そう…土曜日はもっと早く起きて欲しいけど疲れてるから仕方ないよね…。いつもありがとう。

②なんで毎日ダラダラしてて何もしないわけ?私は家事してるのに。死ねばいいのに。

 

と。個人的には、こういう風になりやすいと思う。

 

①の旦那はどこにでもいる平凡なブラック勤めのサラリーマンで、毎日社会での荒波に揉まれ理不尽な思いに耐えながら何とか人並みの給料を稼いでいる。

 

②の旦那は天才的な頭脳の持ち主の自営業者で自宅で一日たった10分働けば年収1500万を稼ぐことができる。残った時間はスウェット姿でゲームしたり読したり主に家で好きに過ごしている。

 

奥さんの方は①②共に専業主婦で、

①の場合は毎月お小遣い1万円。

②の場合は毎月お小遣い20万円。

 

もし俺が奥さんだったら間違いなく②の旦那の方がいい。そんじょそこらの普通の家と違って専業主婦である自分は外に出てお金を一切稼がなくても毎月20万もの大金を確実に貰えて自由に使えるわけだし、食費や旅費だって①のケースに比べて相当潤沢に使える。気が向いたら出前とか余裕だし、月に好きなだけ外食にも行けるし、長期休みがくれば毎回どっかに旅行だ。自分は家事全般をしなければいけないが、それは①でも②でも同じなので、合理的に考えて①より②の方が絶対いい。人より遥かに短時間で金を稼ぎまくる②の旦那に対して感謝はすれど文句の一つなど浮かぶべくもない。

 

でも多分、おそらくだけどツイッターでよく旦那の文句を言っているような世間一般的な奥さん達は、①の旦那に対しては文句をあまり言わず、②の旦那に対しては物凄く文句を言うんじゃないかと思う。

 

例えば

 

・1日10分でそれだけ稼げるならなぜもっと努力をして1日数時間働いてその稼ぎをさらに倍にしようとしないのか

・家でダラダラしている暇があるなら少しは家事を手伝ってよ、買い物とか行ってよ

・私が家事で働いているのに目の前でダラダラされるとイライラするんだけど

・毎日スウェット姿でだらしない。身なりを整えて外に出て会社や部下の一つでも持って、少しは立派な姿を世間様や自分にアピールしたいと思わないのか?

 

とか、こういう類の。

 

これって日本で会社勤めをしたことがある人なら誰しもが似たようなことを経験したことがあるんじゃないかなと思うんだけど、「業務を徹底的に効率化して全く残業しない人」よりも「非効率的で毎日深夜まで残業している人」の方が周囲の評価が高くなりがちっていうのと一緒なんですよ。

 

業務を効率化している人は、朝9時から夕方18時までの間に200の仕事量をこなしてる。

一方、非効率的な人は、朝9時から夜22時までの間に100の仕事量をこなしている。

 

会社的に見たらまず間違いなく効率化している社員の方が凄く大事で、逆に非効率な社員の方は今すぐクビにしたいぐらいなわけだ。仕事遅いくせに無駄に残業代ばっか掠め取っていくただの無能なので。

 

でも不思議と非効率的な人の方が現場からは「頑張ってる」とか「偉い」とか評価されがちで、逆に効率的な人の方は「なぜ18時以降に他の人の仕事を自分から請け負おうとしないのか」とか「18時までに200終わるなら22時まで残って300やればよくない?」とか何故かよく分からない不満を抱かれたりするわけですね。

 

この場合だと、周囲の人達は自分の無能を棚に上げて、定時帰りの効率的な人に対して「ズルい」とか物凄くお門違いな感情を抱いてしまっているわけですね。実態としてはズルいどころか効率的な人は、文句言う人達の2.5倍ぐらい仕事をしているわけですが。

 

会社の外にいる第三者から見れば、むしろ、ダラダラ夜中まで毎日仕事してる癖に100しか仕事終わらせられない人の方がとんだ給料泥棒でズルいわけです。

 

もし定時帰りがそんなに羨ましいのなら、その周囲の人達も努力して全員が18時までに200の仕事を終えられるようになればいいだけの話なわけです。

 

なのに、彼らは自分は一切変わろうとせず、努力せず、効率的な人のことを許せないわけです。何が許せないかって?「余裕を持っていること」が。

 

これは沢山の外資企業とかに侵食されて現在は淘汰されつつある、日本に古くから根付く非常に悪しき習慣の一つだと思うんだけど、要は結果を度返しした根性論なわけですね。余裕を持つことなんて何人たりとも許さず、各々の間で実際の仕事量にどれだけ差が出ていようとも、そんな結果なんてどうでもよく、そんなことよりもぶっ倒れる限界まで頑張っているその姿・過程にこそ価値がある、という考え方なわけです。

 

で、話を戻すと。

 

②の旦那に対して文句を言う奥さんというのは、この根性論者と一緒なわけです。

 

他の人の何倍もの成果を極短い時間で出せるという「結果」よりも、血反吐吐きながら会社に通おうとする姿を何より重んじているわけですね。「過程」が大事なわけだから、そこさえ頑張っていれば結果が年収400万でもさほど気にならないわけです。

 

10分で1500万稼ぐ為の②の旦那の天才的な創意工夫や努力は、「ズルい」と判断され、挙句の果てには彼がソファでダラダラと過ごす定時上がりの余裕を持っていることが「許せなくなる」わけです。

 

結局、例として挙げたこの冒頭の旦那の場合、①にしろ②にしろ買い物に行ったりはしないわけです。①なら毎日帰宅するのは夜中0時過ぎなので店は閉まっているわけです。②の場合はダラダラしてるから行かないわけです。事実は同じなわけです。

 

「いや、②は出来るのにしないだけでしょ」と言いたくなることもあるかと思いますが、それは定時で帰る効率有能社員に対して「なぜ18時以降に他の人の仕事を自分から請け負おうとしないのか」と言うのと本質的には同じなわけです。

 

もし貴方が、他の人の数倍頭を使って、数倍努力して他の人の何倍もの仕事量を終えて定時に帰ろうとしたら「お前、他の人まだ働いてるじゃねーか、なに一人だけ帰ろうとしてんだよ、なんで他の人達助けてやんねーんだよ、このボケ!卑怯モンが!だからお前はいつまで経ってもダメなんだよな~」とか同期に言われたらどう思いますか?

 

「同期君の言う通りだ!ボクワタシってなんてクズ人間なんだ!」って思いますか?

 

そういうことです。

 

で、結局、何が言いたいかと言うと。

 

昭和的価値観に基づき「家事」と「稼ぐ」を夫婦それぞれに課された仕事だと捉えた場合、専業主婦の妻側は働く旦那に対して過程を重んずる昭和的根性論で評価しやすい気がするので、18時で会社上がれるのに22時まで残ってマインクラフトずっとやって忙しそうにしてる人になれば、そういう人にも難癖付けられずに済みますよって話です。

 

仮に10分で1500万稼げる人なら残り10時間くらいは毎日PCで必死に仕事する振りしてsteamやっとけば奥様からの評価は「大変なのに、いつもありがと(ハート)」と爆上がりなわけです。

 

でも、こういう話を明け透けに相手にしようとするのは絶対止めた方がいいです。定時上がりに対してブツブツ文句言ってるオッサンに「お前も俺ぐらい頑張って定時に上がれば?」って正論言って通じると思います?どう考えても激昂されるだけじゃないですか。

 

終わり。

赤の他人のことをどこまで考えられるか

自粛せずに外出してコロナにかかった奴は「自分のことしか考えてないバカ」として世間や地域から凄く叩かれていて、それは至極当然というか正論なんだけど、じゃあ実際コロナが発生する前の世界で常日頃から一体どれだけの人が、どのぐらい赤の他人のことを考えられていたのか?というと疑問が湧くよね。

 

例えば、スーパーで買い物をしていて自分が並んでいるレジだけやたら遅い。他のレジはとっくに何人も通過しているのに、自分の列だけ何分経っても動かない。自分は今とても急いでいるのに、このままじゃ自分が買い物を終えるまで10分以上他の列と比べて待たなければならない、だとか。

 

念願の彼女とのデートの前にお金を引き出そうとATMに並んでいたら自分の前のババアの操作があまりにも遅くて、それこそ10分以上一人で独占して「あれぇ?」とか「やだぁ」とか言ってると。このままじゃ自分は彼女との待ち合わせに遅刻するかもしれない。だとか。

 

そういう場面に遭遇すると、まあムカつくじゃないですか。「なんだコイツ、トロくさ過ぎだろ死ねや」ってなるじゃないですか普通。その相手が知り合いだったり友達だったりするとまた話は全然違ったりするかもしれないけど、もう二度と関わることもない赤の他人が相手となると「はぁ?」ってなるじゃないですか、大抵の場合は。

 

レジをしている店員は新人で、まだいっぱいいっぱいかもしれない。

ATMのババアは、目がもう殆ど見えなくて操作が非常にしづらいのかもしれない。

 

赤の他人といえど、まあ各々こういう複雑な事情や背景があったりするわけだけど、そんなの平常時の俺らからすれば、知ったこっちゃないわけじゃないですか?いいから早くしろやカス!とかってイライラしちゃうわけじゃないですか?

 

で、例えば、若者はコロナに感染したとしても死ぬのは0.1%くらいですよーって、とある若者は認識していたとして、そいつが地方から出てきた独り暮らしでさ、「赤の他人なんか知ったこっちゃねーわ」って平然と今も出掛けてたとして、それはある程度仕方ないんじゃねーの?って気もしてきてしまう。

 

実際オレは3月20日くらいからオフィスすら行かず、そこから一ヵ月以上の間、コンビニかスーパーに週一で行くか行かないかぐらいでそれ以外全く外出してないんだけど、それってやっぱり一緒に住んでいる嫁・子供に感染させちゃいけない!っていう至極利己的・自分本位な発想のもと行われているわけであって。

 

正直、赤の他人の為に外出を控えているっていう気持ちは微塵もないです。

 

もし俺が今も独り身・一人暮らしだったら「どーでもいいわー」って割と気楽に外に出かけていた可能性は非常に高い。

 

だって、冒頭でも書いた通り、普段は自分の都合に比べて赤の他人ってどうでもいいじゃん。大切にしたり気を遣ったりするのって大抵の場合は、相手のことを友人や知り合いや恋人だとか、「自分と何らかの関わりがある人」って認知している場合に限ってだよね。

 

朝の満員電車でわざとかわざとじゃないかに関わらず、ぶつかってきた奴や足を踏んできた奴に対して不愉快な思いをしてリーマン同士がよく喧嘩してたりするのも、結局その相手のことを「自分の大切な友人や恋人と同じ一人の血の通った人間」として認識してないからこそ起こるわけじゃないですか?

 

昔なんかの記事の時にも書いたけど、オフィスに辿り着くまではそこは動物の世界で、擦れ違う「名無しの人々」って大抵皆にとっては「RPGの町人」以下の存在じゃないですか。オフィスに着いて、自分と対面する奴が「名前」のある〇〇さんとか□□先輩とか△△上司とかになって、ようやくその相手を「人間」として捉えるじゃないですか?

 

そういう人達に対してだけ、自分と同じように様々な紆余曲折を経て、何十年もの人生を歩んできた一つの命として認識したり、実感を抱いたりするわけじゃないですか。

 

そうじゃない電車の中で自分の目の前で吊革握って無駄に「フーフー」とか吐息漏らしてるオッサンとかって、実際そこらの「石ころ」と同じじゃないですか。どうでもいい存在。なんなら臭かったり邪魔だったりして、むしろウザイだけの存在。

 

仮にその石コロごときが自分の靴を思いっきり踏んだりなんかしてきたら、そりゃもう普通の人は怒るよね。いやいや、なにゴミが一丁前にボクワタシに干渉してきてるわけ?って。そういう認識同士のぶつかり合いが満員電車でのリーマンの喧嘩に繋がるんじゃないかと思うんだけど。

 

――っていう日常を、おそらく沢山の人達がこれまでの人生で過ごしてきた中で、心の底から、そんな赤の他人の為に「自粛しなきゃ」なんて思ってる人ってまあ少ないと思うんですよ、個人的には。

 

「自分がかかりたくない」「自分のごく近しい人に迷惑をかけたくない」まあ実際の処ほとんどこれじゃないですか。

 

だからと言って、例えば激混みスーパーで買い物している時の自分にとって歩行の邪魔になるゴミ以下の存在でしかない「赤の他人達」をわざわざ押しのけてやろうみたいに、能動的に害を与えよう・排除しようとかは普通思わないじゃないですか。

 

ただ、それが消極的なものになるとガラっと変わる人が多いと思うんだよね。コロナが流行る前の去年の段階で、自分は今37.2℃の微熱が出ていて外出したらそんな「赤の他人達」にこのひきはじめの風邪を感染してしまうかもしれない!なんて考えてる奴、どこにもいなかったでしょ?

 

包丁で刺し殺したり、突然殴ったりするような能動的な害意・敵意までは全く無いにしても、自分の咳を相手にぶつけたり風邪を感染してしまっても何とも思わないくらいには、大抵の人は「赤の他人」に対して無関心だし、自粛してない奴の気持ちってそれの延長線でしかないんじゃないかと思う。

 

何が言いたいのかと言うと、「赤の他人の為に」「世間様の為に」という理由付けは、実態としては、本音としては、おそらく大抵の人にとってこれまでの人生を振り返ってみてほぼ意味がないと思うんだけど、どうなんでしょう?

 

自分が急いでる時にトロトロ目の前を歩く赤の他人とかに何があっても全くイライラせず、その目の前の赤の他人が抱えているであろう個別的な事情を都度ある程度想像し、理解してニコニコ受け入れてあげられるような菩薩のような度量ある人間に限っては、その理由付けは正しいんじゃないかなとは思うんだけど。

 

逆に、もし上述したような「赤の他人に対して気遣い・思いやりを持てないことは異常である、それは道徳教育の敗北である」という意見が、世間一般的にまかり通ってしまうのだとすれば。

 

電車の中で20代の若く美人で少しだけ潔癖気味な女性がいたとして、その女性の目の前、まさに30センチぐらいの距離で、アトピー重度の50歳ぐらいのホームレスっぽい恰好をした清潔感の欠片もないオッサンが真っ赤になった皮膚をボリボリ掻きむしり、頭のフケや大量の皮膚の皮が自分に向かって飛び散りまくっているという状況の中で、その女性がそのオッサンを回避するように動いたりハンカチで口周りを覆ったりする行為というのは、赤の他人であるそのオッサンの抱える背景や苦しみを一切理解していないばかりか、オッサンの自尊心をひどく傷つける可能性がある愚かなものであって、極端に見れば差別主義者とも受け取られる程の自分本位で思いやりのない、非常に不道徳的なものである。

 

という解釈が可能になるんじゃないかと思うんですが、どうなんでしょう。

 

例えばオレなら、オレ今現にアレルギーのせいかアトピーっぽいのかなり出てステロイド軟膏を腹とか腕に結構塗ってんだけど、それでもやっぱ俺がこの20代の女性だったら普通にそんなオッサン避けまくるし距離取るし何なら車両変えるわ。終わり。

こういう時に困る自営と困らない自営

困らないのは、固定費が極力削れてる業種だ。

 

今回のコロナ騒動で改めて思い知らされたけど、やっぱ人・物・金・土地がベースに必要となる商売って相当リスク高いわ。

 

薄利多売で大量の在庫が必要な商売は、営業できない時には、その原価が。

人を雇ってないと回せないような商売は、営業できない時には、その人件費が。

土地や店舗、倉庫が必要な商売は、営業できない時には、その地代家賃が。

多額の原資が必要な商売は、営業できない時には、その返済が。

 

丸々全部損益に直結して大ダメージになる。

 

それらは固定費だから常に売上が必要になる自転車操業にどうしても陥りがちだ。

 

上記要素全てが必要となる飲食業などはまさに最たるもので、今回みたいな騒動があると1~2ヵ月であっという間に首が回らなくなる。

 

その点、例えばインターネットで何らかのサービス・創作物を販売している業種は強かったりする。

 

アフィリエイトだったり、動画だったり、文章だったり、イラストだったり、音楽だったり、プログラミングだったり。

 

正社員を雇わずに、精々必要な時に楽をする為に外注を使うぐらいで、究極的には一人で商品を生み出せて回せてしまうスモールビジネスだと、これは特にかなり強い。

 

まず人件費が一切かからない。誰しもが生きる為に支払っている自分一人の食費と住んでる家の家賃だけ払えればそれでいい。もし実家暮らしならそれすらもほぼ0円に出来る可能性もある。

 

しかも商品となるサービス・創作物は自分の技術・知識で作り上げるのだから原価が全然かからない。なので当然、運転資金となる多額の原資を借り入れる必要もない。

 

さらにインターネット上のサービス・創作物って大抵が無形物(データ)なので、まず在庫という概念がない。一たび商品が完成してしまえば、それだけで無限にバラまける。(勿論、大抵の場合は その他の商品も常に生み出し続けなければならないが)

 

加えて、商品を客に販売・提供する為に人と場所を用意する必要もなく、自分の時間を使う必要もなく、プラットフォームに商品を登録したらそれでおしまい。自分は何もしなくても24時間web上で勝手に商品が販売され続ける。

 

その為、商品を提供する為に立地を考え抜いた不動産を借りて高い地代を払う必要はどこにもない。少なくともプラットフォーム使用料(地代)は大抵が販売後のレベニューシェアモデル(売上の割合に応じた手数料)なので地代と違って、売れなきゃそもそも1円も発生しないのがでかい。

 

勿論、自分一人でやっているのだから自分の体や技術が資本なので、それが失われれば終わりになるが、それは別に雇われ人でも他の業種でも大抵同じな気がする。

 

一番のリスクといえば、依存している販路であるプラットフォームがなくなったり、そのプラットフォーム内の規約が大きく変わる可能性だ。

 

例えばgoogleが潰れたり、youtube内の規約変更により広告が突然つかなくなったり、amazon、LINE、メルカリ、ヤフオクSHOWROOM、noteみたいなサービス自体がなくなってしまった場合だ。

 

そういう事態が起きた時に、自サイトを立ち上げて直販でやっていけるくらいには自らの商品・サービスに固定ファンを抱えていないと即死亡というのが一番のリスクかな。

 

ただ、もし規約が変わったあるいは潰れたとしても、そのプラットフォームの競合が他社で存在しているのであれば、そこに降ろせればそれだけで済むケースもある。

 

あとは人・物・土地・金などの固定費を極力削減できるので、どうしても経費が少なくなり、必然的に節税がしにくい=税金を沢山支払わないといけないみたいなデメリットはあるけども、そこは確定拠出年金だとか小規模共済制度を上手く使えば多少は節税できる。

 

というわけで、やっぱり一人で出来るインターネットを介したスモールビジネスってリスクは相当少ないので、多少軌道に乗れば自分一人で生きていくぐらいなら結構お気楽になれる部分はあるかもしれない。

 

・あー、今月20万しか売上なかったわー

→金使わず家でダラダラして過ごしてれば成り立つ。

 

・おー、今月50万売上あったわー

→豪遊するも貯蓄するも自由。

 

固定費がかからないって最高だよね。でも、これでもし店舗借りて毎月15万かかってたり、原資の返済額が毎月10万だったりしてみなよ。

 

・あー、今月20万しか売上なかったわー

→経費25万の時点で大赤。貯金削らないと生活できない。

 

・おー、今月50万売上あったわー

→利益はたったの25万なので豪遊も貯蓄も不可。

 

その差は歴然、というか店舗借りたり資金借入してる時点で、こんな超小規模経営を目指すことはそもそも許されないわけで、そうなると必然最低でも何百万って売上を作る為に「沢山の人に売らなきゃいけないので沢山商品を入荷します」「沢山の商品を捌かなきゃいけないので人を雇います」ってなっていって、より自転車操業リスクが増すわけですね。

 

本来であれば、あくまで現状一人でも十分回せているけれども、これからの更なる事業の拡大の為に人や物を増やしますって形が望まれる形であって、しかも人に至っては同じ個人事業主への外注って形を取れば更にリスクは削れるわけで。

 

だから、コンビニオーナーとかは本当に最悪だよね。

 

もうスタートの段階から本部からはいらない商品押し付けられまくって、バイト何人も雇ってなきゃ回んないし、借入返済もあるし、何なら途中で閉めても違約金もあるし。

 

逆に言えば、そういうあらゆるリスクを全てオーナーに押し付けているからこそ、本部は濡れ手に栗状態で儲かるわけで。

 

なので、手堅く副業として始めたり、あるいは、とりあえず「起業した」って肩書が欲しいのであれば、インターネットビジネスはやっぱり優秀ですね。

3000万人には10万配らなくていい

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上図のアッパーマス層以上の世帯合計数が約1169万世帯。

で、そこに2017年度の日本の平均世帯人数である2.47をかけると、約2887万人。

 

要は、日本の中でこの人達は家や車のローンだとかの負債を全部引いた後に残る資産が

最低でも3,000万円以上ある人達だ。

(純金融資産=預貯金、株式、投資信託、債券、一時払い生命・年金保険と

 実物資産を除く金融資産から住宅ローンなどの負債を引いた資産)

 

そりゃ全部が全部今すぐ現金化できる資産ではないだろうが、そんでも上図の3000万未満のマス層に比べたら全然余裕がある。

 

そもそも家のローン差っ引いて2000万以上預貯金がある子育て世帯とか普通ならほとんどいねーだろって思うんだけどさ。

 

実際ウチはまだ3000万ぐらい住宅ローン残ってるから、仮に預貯金が1500万ぐらいあったとしても純金融資産額はマイナス1500万になるわけで。この上図に従ったら思いっきり最下層のマス層。そのマス層の中でも中の下とか下の上くらいかもしんない。

 

そう考えると、そのローンを全額差っ引いても資産が3000万以上ある奴らってのは十分スゲー奴らってことだ。仮に賃貸住まいで何らローンを背負ってなかったとしてもまあ3000万以上の資産は中々だ。

 

で、その3000万~何億円って金持ってる人達に10万なんて今配る必要あんの?って話で。

 

仮にその人達にだけ配らないってなれば、10万円×2887万人で2兆8700億円も配る金が浮くわけですよ。国民全員に配ってれば約12兆円かかるので実に24%も削減。

 

ちなみに今年の4月に施行された私立幼稚園保育園の無償化・私立高校無償化にかかった財源は1兆5700億円らしいので、仮にもしこのアッパーマス層以上に配ろうとしてる2.8兆円をそこに上乗せしようと思えば、余裕でもっと支援が出来るようになる。

 

例えば今は一応無償化とは言ってるが、私立高校の平均的な学費約39万円を国から貰おうと思ったら世帯年収590万円以下じゃないといけないなどの縛りがあるけど、(世帯年収900万ジャストだと年間約12万しかもらえなくなるし、910万以上になると1円も国から貰えなくなる)そういう縛りも撤廃できる。

 

私立高校に子供二人通わせてる都内の親世代なんかは共働きでちょうど世帯年収1000万いくかいかないかで住宅ローンと車ローン抱えて一番余裕なくてヒーヒー言ってんじゃないスかね?そういう人達にも、ちったあ支援しなくちゃいけねーんじゃないすか?

 

ってゆーか、この浮いた2.8兆円を使えば、それに加えて多分大学も世帯年収1000万以下までなら完全無償化とか出来るだろうし。

 

まあこれはあくまで例として教育費に使った場合だけど、要はこんだけのことが出来るって話でさぁ。

 

だったら、この圧倒的母数を誇るか弱いマス層の為にそうやって金使ってくれや。

 

圧倒的多数を占める貧乏人1億人の為に、余裕のある2800万人は10万なんてはした金貰わないでいてくれや。

 

ってか、もっと言えばそもそも国民に10万配るの止めて、その12兆円でもっと出来るやろが色々と。

 

例えばウチは今子供入れて4人家族だから40万貰えるかもしんないけど、結局7月になったら去年と一緒で住民税・健康保険・固定資産税・個人事業税・年金とかで200万以上一気に税金払わされるんだよなーって思うと、あ、その時に支払う為の40万が先に配られたんだって思うだけで、全然消費するつもりも余裕もねーから。

所得税源泉徴収で年間100万以上取られてるけど、これだけは確定申告で多少返ってくるからまだマシ)

 

毎回すげーイヤなんだよね。毎年7月ぐらいになるとATMで2日とかに分けて200万現ナマ下ろして市役所とか郵便局行くの。ホント鬱になる。この200万貯めるのに何ヵ月かかったかなぁ…半年かなぁ?10ヵ月かなぁ?とか考えてマジで涙出そうになる。

 

で、この支払額が100万になりますよーなら、まだ「おー半額やんけ!」ってなるけど、正直160万になりますとか言われても「ふーんそうなんだ。でもボッタクリは変わらんやん。死ねばいいのに」ってなるくらいの感覚だから。

 

なので配らないで12兆円をマス層の為にもっと有意義に使って下さい。終わり。