冷凍都市のくらし、アイツ姿くらまし

独立して5年経った個人事業主のあれこれ

人気youtuberって宗教だったんだ

何百万人のチャンネル登録者数だとか何百万再生の動画だとか、youtuberの動画がなんでそんなに人気を集めてるのか全然理解できなかったんだけどレペゼンだのヒカルだの、初めて彼らの動画を幾つか見てみたらようやく理解できた。

 

若いデジタルネイティブ第3世代の宗教として機能してるんだなって。

 

バカやってて楽しそうだけど、マジメに語る所では視聴者層のモチベーションを上げるように夢や過去を語ったりする姿は、大人気の予備校講師の授業に似た何かを感じた。

 

若い世代はいつだって、大人になることを、社会人になることを恐れているから、やりたいことが見つからなくて焦っているから、そこの不安を和らげて、モチベーションを上げていく役割を果たしてたんだな。

 

田舎から出てきて、苦労して有名になって、有名になったからこそ自分のやりたいことも実現できるようになって、毎日楽しく稼げるようになって、そしてまだまだ夢を追いかけてる。

 

っていう現在進行形の彼らの物語は、未成年からしたら強烈な憧れを抱くだろうし、すでに社会人生活を送っている若い世代から見たら励みになるんだろう。

 

っていうか、多分だけど気付いたらもはや「一部の視聴者」は「人気youtuber」と「同化」してんじゃないかな?

 

数年間から流行ってる「なろう小説」って闇が深いことに30代~50代の読者層がほぼ7~8割を占めるボリュームゾーンらしいんだけど、それと一緒で。

 

読者のオッサン達は、なろう小説に登場する主人公に没入して気持ちよくなることでパっとしない現実から救われてるわけじゃん?

 

悩み多き若い世代にとっては、それがなろうじゃなくて、youtuberってだけで。

 

姿・形が変われど、人はいつだって救いを求めるんだな。

 

人が生きてる限り、宗教って絶対なくなんねぇんだなぁ。