冷凍都市のくらし、アイツ姿くらまし

独立して5年経った個人事業主のあれこれ

性欲と若い男の子と女の子への嫉妬と羨望と過去と今

性欲が強かった。昔は。まあ男なら若い時はある意味当然だ。

 

性欲が強いということは、異性に対して「いいな」と思う回数が多い事でもある。

 

=それは、無数の挫折を生む。

 

いや=は言い過ぎだった。イケメンでないから=となる。

 

閑話休題

 

兎に角、昔は女の子が大好きだった。

 

そして、俺には根性とか自信が無かった。

 

っていうか、間違いなく自分はHSPだった。

 

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HSPってのは、上の記事にある通り、なんつーか敏感だ。要は空気をよく読む。

 

相対する相手の目線、仕草、挙動、言葉の選び方、間の取り方、半径1mを覆う空気、そういったもので、相手が今現在何かを考えているか、自分に対してどう思っているか、そういったものを右脳が直観的に理解しまくる。

 

サトラレって映画とかドラマあったじゃん。あれの逆バージョン。誇張すれば。

 

理解しまくるとどうなるか。分かるんだよね。

 

相手が自分とどれだけ距離を取りたいか、とかそういうネガティブな要素が。

 

特に女ってそれを雰囲気や匂いで醸し出すのが上手くて、女同士はそれを敏感に嗅ぎ取って、女特有の社会を築いていくんだけど、好意の有無や困惑については言葉に一切されなくても俺は男の割には理解できる方だと思う。

 

それはある種、他人から見れば被害妄想とも取れ、ある種自分からしてみれば他ならぬ真実だったりする。

 

んで、そういった人生の中で無駄に沢山傷ついてきた自分は、悔しさと共に、倒錯した憧れのようなものを抱くことになる。

 

可愛い女の子って、いいなぁ…。という。

 

自分を幾度も絶望させたソレは、いつも自由気儘に、掌で男を常に転がす存在だった。

 

というか、可愛い女の子がただ其処にいて、それを見て、「ああ…いいなぁ…」っ思う自分から抜け出したかった。なんか、一方的にそう思わされるのが悔しかった。

 

でも、俺は現に「いいなぁ…」って思ってしまっているし、世の中の男たちも皆、そういう子を「いいなぁ…」って思っているようだった。

 

そんな彼女は、すかした顔で、そんな周囲の思惑を物ともせず、いや余裕で受け止めて気持ちよくなって、鼻で笑って、そして凛とした面持ちで、足早に街を闊歩していく。

 

それが、なんか溜まらなく悔しかった。

 

それと同時に、自分もそうなりたいって、何故か思った。

 

いつだってモテなかった俺は、いつだって「可愛い女の子」に対して、どこか神聖視をしていて、不可侵で、自分には恐れ多い存在だと、心の底から認識してしまっていた。

 

それでも、まあ自分なりに若い時は若気の至りで無神経なフリをして無茶してきた。

 

だから、モテない自分でも可愛い女の子と多少は夜を一緒に過ごすことが出来た。

 

でも、奥さんがいて娘が二人いて髭生やしてツーブロックゴリラの髪型になった今でも渋谷とかで18~19歳くらいの若い可愛い女の子がキャピキャピしてると、あるいは若い韓国ファッション気取った男の子とそういう女の子が一緒にキャピキャピ歩いてると、どうしようもなく劣等感が刺激されて、なんとも言えない気持ちになる。

 

おかしな話で、自分も10代後半~20代にかけて散々似たようなことやってきたのに。

 

多分、女に自然とモテてきた男と、モテない俺との価値観は全然違うんだと思う。

 

俺は常に、常に無理をしてきたから。

 

それはもう数じゃないのよ。

 

3人とヤリました。5人とヤリました。4人と付き合いました。6人と付き合いました。

そういうことじゃない。

 

生まれついての本質、陽キャ陰キャみたいな枠組み。

 

でさー、そーゆーコンプレックスが未だにこびりついてんの。

 

30歳越えても。家庭持っても。年収1000万越えても。

 

なんか、つくづく情けなくて笑っちゃうよね。

 

自信ってどーやったら持てんだろうね。

 

例えば、道端歩いてて、目の前で190センチのガタいがめっちゃいいイケメン白人外人と175センチ(+ヒール履いてる)くらいの超美人のモデル女が腕組みながらこっち向かって歩いてきて、それと擦れ違う時に172センチしかない自分は、白人彼氏より頭一個分身長低くてむしろ女より普通に低くて、普段仕事頑張ってるとか俺の内面がー学歴がー稼ぎがーとかそういうの全部すっとばして、なんかすごく情けないというかみっともない惨めな居た堪れない気持ちになるんだよね。

 

冷静に見れば、すげーバカじゃない?なんで外見一つ取ってそーなるのって話で。でも不思議と、なんか色々負けた気になっちゃうわけよ。

 

それを堂々と「オレは立派だぁ!」って気持ちでオラオラズンズン闊歩できるようになれるならなりたいわっていう話ね。